キャンパスライフ

今年度4回目のオープンキャンパスが開催されました

2021/03/14

2021年3月7日の日曜日、今年度4回目のオープンキャンパスが開催されました。
例年ですと、6月、7月、9月の3回開催のオープンキャンパスですが、今年度は新型コロナの影響で、オープンキャンパスに来ることができなかった高校2年生、1年生を対象に、この時期に行うことになりました。

今回は、対面でのオープンキャンパス。オンラインでのオープンキャンパスでは味わえない実際のキャンパスを肌で感じてもらうことができます。サポートの学生たちもつくので、学生生活の雰囲気もわかってもらえると思います。とはいえ、三密は避けなければなりませんので、人数を制限し、学部ごとに会場を分けての開催となりました。

10時、全体会からスタートです。進行は、前半が佐藤さん、後半が吉村君です。2人とも1年次生でオリター*をしています。
* オリターとは、オリエンテーション・コンダクター・ユニットのことで、通称オリター・ユニットとよびます。オープンキャンパスをはじめとするさまざまな学科イベントの企画立案や実行を担う学生組織のことです。オリター総会就任式の様子をどうぞ。

まず、学長からのあいさつと本学の紹介が全会場に流れます。大学の最近の動きに加え、新たにできる2つの学部(情報理工学部と生命科学部)と1つのコース(アクティブラーナーズコース)について説明がありました。この新学部構成で、現在の高校2年生が受験することになります。経営学部は新学部ではありませんが、この流れの中で、定員やコースの追加が計画されています。

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続いて、10時10分から、大藪学科長による経営学部・経営学科の紹介です。経営学科が目指す人材育成、課題解決型学習(PBL)を取り入れた実践力の養成、そして、スポーツ・マネジメントなど、注目されている新しい内容について説明をしました。

10分間の休憩の後、10時40分からは、「学科イベント」です。
今回は、データサイエンスを使って、スポーツチームのマネジメントを考えようというテーマで、模擬講義を体験してもらいます。休み時間の間に、グループワークができるように机の配置を変えました。参加者のみなさんには、4人から6人のグループで着席してもらいました。

講師は、久永 啓先生。久永先生は、Jリーグのサンフレッチェ広島でコーチをした後、スポーツデータを扱う会社でデータアナリストの仕事に。サッカーのデータ分析がメインです。その経験などを基に、最初に、「スポーツデータって、どんなものがある?」として、スポーツにおいてデータがどのように収集され、どう活用されているかなどについて話をしました。

次に、「データを使って、ファジアーノ岡山を強くする方法を考えよう!」というテーマで、グループワークに入りました。そのために、J2各チームの特徴を示したデータや、トレード(移籍)する選手を選ぶための選手の能力データなどが資料として配られました。この資料を基に、まず、自分で方法を考えた後、各グループ(初めての顔合わせ!)で、意見を出し合い、そのグループとして1つの戦略をまとめていきました。各グループには、進行役を兼ねて、オリターが1名ずつ加わりました。
意見がまとまったところで、各グループから発表です。ファジアーノの弱点を補うトレード、強さをより前面に押し出す選手補強、チームの資金力まで考慮に入れた戦略など、それぞれの方法が紹介されました。体力勝負のようなスポーツが、実は、勘やそのときの思いに左右されることなく、客観的な判断によって戦略が立てられることを学びました。今回のイベントは、小さなPBLでもあり、内容的にはマーケティングにも応用でき、地域振興にも役立つなど、新たなアプローチを体験することができました。本物のデータを使って考えていくワーク・・・経営学科の一面を味わっていただけたでしょうか。

春休み前の開催であり、また、全体の人数を制限した予約制のオープンキャンパスでしたが、経営学科には多く方の参加をいただきました。上記のイベントが終わった後にも、他の学科を体験されてから回ってこられた方や、相談コーナーにもお越しいただいた方も多く、興味をもっていただき、感謝します。進学先としての候補にあがったら、今度の6月、7・8月、9月のオープンキャンパスにぜひお越しください。そのときに会うことを楽しみにしています。

(文:森 裕一、写真:横山ひとみ、森 裕一)

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