学部長、学科長の挨拶

学部長からのメッセージ

理系大学の経営学部で
“いま(これから)” の経営学を学んで欲しい。

経営学部長 黒田 正博

学部長の黒田です。
2017年4月に経営学部を開設してから早くも5年が経ちました。 2021年3月には,第1期生を卒業生として送り出すことができ,2021年4月から大学院修士課程「マネジメント研究科」を開設,さらに2022年4月からは「経営学コース」,「ビジネスデータサイエンスコース」,「スポーツマネジメントコース」を設置し,定員も130名から160名となり,「理大の経営」は次なるステージへと動き出しました。
学生には即戦力という安易な表現ではない「本物の力」をつけてほしいと考えています。そのために,サービス業を中心とした現代のイノベーションを起こすには何が必要かを自ら考えることができる人材育成を目指して教育をおこなっています。講義では知識の修得にとどまらず,企業や自治体の抱える問題に担当者の方と取り組む課題解決型演習の「イノベーション・ラボ」を通しての知識の応用力と問題解決力の体得,そしてデータによるエビデンスに基づいた解決案の策定や提案といった,“いま(これから)“の経営学を極めてもらいたいという思いを持っています。
新しい価値の創造には,文系や理系といった区別は意味を持たないと考えています。だからこそ,文系的領域のマーケティングと理系的領域のデータサイエンスの両方が学べる唯一無二な経営学部でありたいと思っています。
岡山は,消費者の国産志向の高まりから,岡山産のデニム生地・製品の質の良さが評価され海外での評判が高まっており,ファクトリーブランドが続々と立ち上がるなど,非常に注目を集めている地域です。
是非,このような伝統と新しいトレンドが混在する岡山の地で,“いま(これから)”の経営学を一緒に,私たちと真剣に学んでみませんか。皆さんのご入学を心からお待ちしております。

学科長ごあいさつ


経営学科 学科長 大藪 亮

2017年4月、岡山理科大学に、経営学部経営学科が開設されました。

経営学部の設置は、理工系大学として社会に貢献してきた岡山理科大学の役割を社会科学領域にも広げたものです。学部長からのメッセージもありますように、データサイエンスに代表される科学的手法を通じて経営学にアプローチすることで、幅広い視点から問題を捉え、解決できる人材を育成し社会に輩出することが最も大きな目的です。これまで、「マーケティングと戦略」、「データサイエンスと情報活用」、「制度と文化」の3つの専門領域を設けて教育研究を行い、成果をあげてきました。
その礎のもと、2022年4月に、「経営学コース」、「ビジネスデータサイエンスコース」、「スポーツマネジメントコース」という3コース制を導入します。「経営学コース」及び「ビジネスデータサイエンスコース」は、これまで経営学科が力を入れてきたマーケティングを中心とする経営学分野とデータサイエンス分野を発展させたもので、「経営学コース」では、現代のサービス社会において新しい価値の提案ができる人材を、「ビジネスデータサイエンスコース」では、データを使い合理的に意思決定できるデータサイエンスのスペシャリストを養成してきます。そして、新たに開設する「スポーツマネジメントコース」では、経営学やデータサイエンスの知識を活用し、近年注目されるスポーツアナリティクスやスポーツ組織のマネジメント、スポーツビジネスの仕組みづくりといったスポーツビジネス分野において活躍できる人材の育成を目指しています。
各コースでは、これまで岡山理科大学の経営学部が力を入れてきたマーケティングとデータサイエンスを柱にした「科学(理論)」と、企業や地域との連携による「経験(実践)」との融合を追究する教育を実施します。経営学やデータサイエンス、スポーツビジネスに関する基礎的知識や理論を学べるのはもちろんのこと、社会や組織が実際に抱える課題の解決を目指すアクティブ・ラーニング形式の講義を通して、マーケティングや経営戦略などの計画立案やデータ分析、プレゼンテーション能力を養うことができます。特に、3年次の「イノベーション・ラボ」及び4年次の「卒業研究」では、県内外の企業や団体と連携した課題解決型学習を通して、「科学(理論)」で学んだ知識の実践活用能力を身につけてもらうことを目的にしています。
以上のように、これまでの文系の経営学科ではなく、岡山理科大学という理工系大学であることをいかした「経営を科学する」教育を本経営学科は行います。これらの新しい教育を成功させるよう、教員一同邁進していきたいと思います。

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