キャンパスライフ

イノベーション・ラボ|学内最終報告会レポート

2022/03/04

2022年1月28日に実施された8つのラボが合同で行ったイノベーション・ラボ学内最終報告会。
今回は、オンラインで実施された報告会の様子をレポートします。

まず、トップバッターの発表は表町商店街活性化ラボ。

このラボでは、岡山市事業「学生イノベーション・チャレンジ推進事業」として活動を行ってきました。表町商店街とのタッグは3年目となり、昨年度の先輩たちがコロナ禍で実施できなかった企画も引き継ぎ取り組んできました。アンケート調査班、通行量調査班、プロモーションショップ事業班、子どもゼミ開講班、中国人観光客向け紹介動画班、商店街MAP作成班、全班にわたるサポートを行うサポート班の7つに分かれ、多彩なチーム活動を行いました。

 次に、住み続けたいと思える岡山市の未来創造拠点をつくるラボの発表です。

このラボでは、協同組合岡山情報文化研究所と連携し、岡山市に大学生として学び暮らす自分たちが、住み続けたいと自ら思える岡山市の未来像を具体的に描き、その実現をめざす持続的な拠点づくりの企画・準備を進めてきました。1年間の取り組みで自分たちが考えた具体的な「未来創造拠点の提案」を岡山商工会議所まちづくり委員会で後日発表を行いました。

つづいて、私たちのメディアを創るラボの発表です。

株式会社山陽新聞社より、山陽新聞社の新たな情報発信の「場」を提案するという課題をいただきました。課題の概要としては、「ニュースはスマホで十分」という人が増える中、新聞紙の宅配というビネスモデルは早晩成り立たなくなる。 その中で「紙を通じた繋がり」以外に、地域の生活者と山陽新聞社をつなぐ新たなタッチポイント(接点)を考え、提案すること。
学生たちはフィールドワークや調べ学習、アンケート調査、ディベートの実施など多岐にわたる活動を行い課題に取り組みました。

続いて、学生が“社会にいいこと”をするラボの発表です。

このラボでは、学生自身が考える、社会にいいこと、をクラウドファンディングでお金(資金)を調達して、実際に実現し、大勢の方々を笑顔にすることを目標として活動を行ってきました。
前半は農家からの耕作放棄地の課題やイオン岡山・倉敷市万寿小学校からのSDGs出前授業の依頼を受け活動を行いました。後半は自分たちが見つけ出したフードロス・学童の課題に取り組みました。

続いてスポーツ×データサイエンス×マネジメントラボの発表です。

このラボでは、スポーツチームやスポーツ関連組織が抱える課題に対して、データサイエンスとマネジメントの観点から解決方法の考案・提案・実践等にチャレンジする。という課題に取り組みました。
具体的には、ファジアーノ岡山のYouTube動画企画立案とプレゼン、セットプレー分析を行いました。

 続いて、地域活性化に真面目に楽しく取り組むラボの発表です。

こちらのラボでは、岡山県の行う地域に飛び出せ大学生!おかやま元気!集落研究・交流事業の支援を受け、真庭市にある廃校(旧二川小学校)に寄贈された10万冊の漫画を活用してマンガ館のオープンイベントの開催を目指しました。具体的には、プレイベントの企画と継続的に運営する仕組みを提案し、二川地区の活性化を目指しました。学生たちの企画したイベントは大盛況で終わり、地元の方々にもご好評をいただきました。

続いて、赤磐市・和気町・備前市3市町の観光まちづくりラボの発表です。

このラボでは東備広域観光推進協議会から東備地域の観光まちづくりに資する企画提案及びプロモーション映像の製作の課題を受け取り組んできました。9つのチームが度々現地を訪れながらそれぞれの提案をつくり上げました。

最後に、データサイエンス・ラボの発表です。

このラボでは、公開コンペティションに参加し、データ分析に慣れるとともに、ビジネスや社会問題の解決に臨み、結果として入賞や高評価を目指してきました。前半は統計の基礎知識を学んだ後、統計グラフコンクールへ向け個人活動を行い、後半はグループでのデータコンペティションの参加に挑みました。コンクールおよびコンペティションでは、うち1チーム(他の2チームはコンペ継続中)が非常に優秀な成績を収めることが出来ました(詳しくはこちらの記事から コンクール結果コンペティション結果

今回の報告会では、学生教員全員が所属ラボ以外の発表を、5つの点について評価しました。

①発表内容のわかりやすさ②使用された資料のわかりやすさ③ラボの課題について理解できたか④課題解決の効果を感じられたか⑤1年間の活動を感じることが出来たか

投票結果の総合点の順位は以下のとおりでした。

  • 総合点

第1位 データサイエンス・ラボ
第2位 学生が“社会にいいこと”をするラボ
第3位 地域活性化に真面目に楽しく取り組むラボ

みなさん1年間お疲れ様でした!ひと回りもふた回りも成長した姿を見ることが出来ました。

 

(文責・写真:イノベーション・ラボセンター木村真紀)

このページのトップへ