多角的な調査と分析で
問題の糸口を掴む
多様な調査手法と統計手法を組み合わせながら人の行動と意識を分析し、問題発見と解決への手がかりを掴む。
研究キーワード:満足度/地域魅力度/都道府県/名前/ブランドネーム/ネットワーク
博士(人間科学) 学士(文学)
2016年に博士(人間科学)の学位を取得後、(株)KDDI総合研究所・研究員、研究主査。2019年、東京都立大学システムデザイン学部情報科学科助教。2022年度より岡山理科大学経営学部講師。
統計分析や調査の新たなアプローチが、日々生み出されています。また、現在ではコンピュータの処理能力の向上や、インターネット調査の環境整備により、非常に高度で複雑な分析を行うことも可能になりました。しかし、何でもできるようになるということは、「選ぶ」作業の重要性がますます高まっているということでもあります。どのようなデータが必要であり、どの調査手法ならそれを獲得でき、どの分析手法なら知りたい結果が出てくるのか。様々な制約の下で、複数の選択肢からどれかを決める必要があります。厳密な数字を追い求めて出した結果が、必ずしも役立つものだとも限りません。「選ぶ」ことは難しく、そしてやりがいのある作業です。
現在、私は社会調査と基本的な多変量解析の方法をベースに、オンライン調査・実験なども活用し、以下のような研究テーマに取り組んでいます。
・地域の強みと弱み、都道府県の魅力度などが決まる仕組みの研究。
・ブランドネーム・地名・人名などの法則性、変化、影響の研究。
・SNS・通信技術・webサービスのユーザの行動・心理状態の研究。
・ネットワーク構造(人と人のつながり)と情報流通・コミュニケーションの関係性の研究。
敵ながらあっぱれ