サービス・マーケティング研究室を取材しました。
7月3日金曜日、サービスマーケティング研究室の張先生のゼミを取材させていただきました。取材をした回は、3名の学生が対面での参加しており、5名の学生はオンライン会議システムを使って参加でした。また、オンライン会議システムで参加している学生は、画面共有の機能を使ってレジュメを発表していました。
この日のサービスマーケティング研究室では、専門分野の論文を参加者が輪読し、レジュメを報告するという回でした。学生の発表に対して張先生は、論文の中で先行研究がどのような意味を持つか、学生自身が卒業論文の中で先行研究を書く時の注意点などを指導していました。
張先生に、ゼミのお話を聞いてみました。
Q.張先生のゼミでは、専門分野の論文を輪読されていましたが、改めて、どのようなことを学生に伝えているのですか。
A.研究室のテーマであるサービスマーケティングと聞くと、無形のものに対するマーケティングと考える人がいるかもしれません。本研究室では、それだけではなく、サービスマーケティングを「顧客とのインタラクションを重視したマーケティングの分野である」と考えており、この点を重視した卒業研究指導を行っています。
Q.普段のゼミでも輪読と指導を中心とした活動を行っているのでしょうか。
A.6月の頭までは学生が卒業研究のテーマを決めるということを目標に活動していました。最初は、研究室のテーマであるサービスマーケティング分野の専門書や教科書で専門知識や技術的な面での指導を行っていました。6月に入ってからは、それまでに習得した専門知識を活かして論文の輪読を始めています。
Q.今日はオンラインで参加している学生もいました。学生にとってオンラインというのは便利なものでしょうか、不便なものでしょうか。
A.現在オンラインで参加している学生というのは、県外からきている学生ばかりではありません。オンラインでのゼミ参加により学生は、動きやすくなっているようです。特に4年生なので、オンラインでのゼミ参加が効率的な就職活動に役立っているように思えます。一方で、やはりコミュニケーションの部分では、対面の方が効果的であり、対面でのゼミを希望する学生もいます。
Q.今度は少し違う視点なのですが、今岡山理科大学経営学部経営学科に入学を考えている高校生に対して、大学のゼミでは何を学べるのか、ご紹介をいただけますか。
A.高校までの授業では、基本的にどのような授業を受けるか、どのようなことを学ぶかということは与えられるものだと思います。大学のゼミでは、自分が本当にやりたいことを、自分でデザインして学ぶことができます。卒業研究でもその計画を自分で立てて、論理的思考を身に着け、論文を書き上げる。論文を書き上げたとき、非常に大きな達成感が得られると思います。
Q.では本学科の三年生の学生に対して、サービスマーケティング研究室についてご紹介をいただけますか。
A.本研究室では、みなさんの問題意識を大切に考えています。ゼミでは、私から与えるだけではなく、学生が主体的な問題意識をもって、共に学びあってアイディアを出しやすい環境を作っていく、そういうゼミを目指しています。
張先生、それからゼミのみなさん、研究室紹介の取材にご協力いただき、ありがとうございました。