イノベーション研究室

宮脇先生にゼミの様子を聞いてみました

Q.先生のゼミでは、どのような研究活動をされていますか。

A.当研究室で扱っているテーマは、商品、事業から組織、地域まで広義のイノベーションです。一見関係のなさそうな既存の資源が結びついて新たな価値が生み出されることをイノベーションとして捉えています。 春学期では、まず参考文献の調べ方をはじめ卒業研究を始めるにあたっての基本を学んでから、イノベーション研究者による一般書を輪読し、その中で引用されている文献を参照していきながら、各自の卒業研究テーマを練り直します。 秋学期では、まず論文の基本構成をはじめ卒業論文の執筆を始めるにあたっての基本を学んでから、各自の研究計画の個別指導、および互いの進み具合を共有、ときにはあるゼミ生の企業訪問・取材に他のゼミ生も同行したりしながら、各自で卒業論文を仕上げていきます。

Q.オンラインでゼミをやっていた時期もあるということですが、対面と違いはありましたか?

A.まずいえるのは、個別指導については違いがほとんどないということです。週1回ゼミ生が集まる授業のほか、必要に応じてオンライン面談を行っています。  これに対して、ゼミ生が集まる授業の方はディスカッション等によるゼミ生間の創発を大切にしているので、対面による実施が困難になった場合にオンラインでどうしていくかが課題であるといえます。

Q.いま、岡山理科大学の受験を考えている高校生に対して、大学のゼミでは何を学べるか紹介してください。

A.専門知識を身につけることはいうまでもありませんが、自ら問いを立て、調べ、考え、そして自分なりの答えを出してみる一連の経験こそが、最大の学びだと考えます。

Q.最後に本学科の三年生の学生にたいして、イノベーション研究室についてご紹介をいただけますか。

A.当ゼミは、来年度の重点テーマについて、地元岡山の民間シンクタンクに新たな協力をいただき、地域のイノベーションを考えています。  みなさんのような若者が主役となる地域の未来について、自ら問いを立て、調べ、考え、そして自分なりの答えを出してみることに関心のある学生の参加を待っています。

宮脇先生、研究室紹介にご協力いただきありがとうございました。

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