国際政治経済学研究室

国際政治経済学研究室について松村先生にお話を聞きました

Q.松村先生のゼミはどのような雰囲気ですか。

A.国際政治経済学を学ぶ松村研究室には、4年次生6名が在籍しています。今は、卒業論文を執筆するために、全てのメンバーが隔週で、その間に進めた研究の進捗を発表しています。

Q.学生はどのような研究を行っていますか。

A.私のゼミでは、「国際」「政治」「経済」のどれかに関わるテーマであればOKというスタンスをとっているので、ゼミ生の研究テーマは例年、とても幅広いです。

Q.具体的にはどのような進め方でゼミを行っていますか。

A.今年のゼミでは、まず要約の練習を行いました。これは、新聞記事や論文などを読み、内容をレジュメ(プリント)に箇条書きにまとめて報告するというものです。その後、自身のテーマを特定し、その分野の論文や本を各自が読み進めて、定期的に進捗を発表するということを行っています。

Q.国際政治経済学ということで、英語の文献を読んだりも…。

A.テーマによっては外国語文献も読まねばなりません。台湾の産業政策をテーマとしているあるゼミ生は、台湾での留学経験があるので中国語で書かれた本や資料を活用しています。

Q.今度は少し違う視点なのですが、岡山理科大学経営学部経営学科に入学を考えている高校生に対して、大学のゼミは何をするところかご紹介をいただけますか。

A.高校までの学びと異なり、大学での学びは主体性が求められます。主体性とは、自ら学ぶという姿勢です。自ら学ぶ姿勢の完成形は「自ら問いを立てる」ことです。「なぜABなのだろうか?」といった問を自分で立て、それに対する答えを自分で見つけ出す。
大学のゼミとは、卒業論文の執筆を通じて、この自ら学ぶ姿勢を完成させることを目的としています。

Q.最後に、間もなくゼミ選択を行う経営学科の3年生に、国際政治経済学研究室についてご紹介いただけますか。

A.先ほども触れましたが、私のゼミは「国際」「政治」「経済」のいずれかをテーマとしたい学生を受け入れています。最も得意なのは国際政治や安全保障に係る分野ですが、基本的には皆さんの興味や関心に基づいてテーマを決めてもらえれば結構です。
米中対立は世界の秩序にどのような影響を与えるのか。日本は米中の狭間でいかなる選択を行うべきなのか。国際情勢が大きく揺れ動く中、今後の社会を展望するための視点を養いましょう。

松村先生、研究室紹介にご協力いただき、ありがとうございました。

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