キャンパスライフ

学生リーダーズ・サマースクールに参加して

2018/10/10

はじめまして。経営学科2年生(17生)の門脇 葵です。
私はこの夏、西日本学生リーダーズ・スクール(UNGL)が主催する学生リーダーズ・サマースクール(以下、サマースクール)に参加しました。UNGLとは西日本にあるおよそ20の国公私立大学による連携事業で、学生のリーダーシップを養成するさまざまな企画を立案・運営しています。今回のサマースクールもこの一環として実施されたもので、UNGL加盟校から約30人の学生が参加しました。理大は今年が初参加で、私を含めて経営学部の学生4名が、リーダーシップを高め、自分の成長につなげるため思い切ってここに飛び込みました。

さて、今回のサマースクールで得た気づきは大きく4つあります。
1つ目は、仲が良く当たり障りのないメンバーの関係だけでは物事はうまく進まないということです。初日、初対面の5名でいきなりチームが結成されましたが、アイスブレイクなどによってすぐに打ち解け、メンバー間の仲が良くなりました。しかし、その後のアクティビティでは仲が良いことを大事にしすぎたせいか、話し合いの場でも実のある話ができず、各々が内に秘めた思いを表現できないでいました。だから、もっと早く自分がチームの皆を信頼し、ホンネで批評ができるようになっていればもっと良かったなと思いました。
2つ目は、本当に変わりたいと思っている人は、決意したその日から変わることができるということです。初日は話し合いへの参加や意思表示に消極的だったメンバーが、2日目の振り返りの時に最も発言し、その日の良かった点、悪かった点を包み隠さず話したのを見て、一日で人は変われるのだと思い知らされました。
3つ目は、計画を立てて行動したら終わりではなく、きちんとした振り返りが大切だということです。このサマースクールでは、毎日必ずアクティビティの振り返りを行います。そこでは、サマースクールに参加した経験がある学生スタッフが、私たち参加学生と一緒に振り返り、その一日の思いや反省点を深く掘り下げる手助けをしてくれます。PDCAサイクルという言葉がありますが、まさしく振り返りはPDCAの鍵となる行為であり、この研修で振り返りこそがチームの活動にとってもっとも重要な鍵だということに気づきました。
そして4つ目は、リーダーはチームに一人しかいないけど、リーダーシップはチーム全員が発揮できる、ということです。これまでは、「チーム全員がリーダーシップを発揮する」ということの意味がよく分かりませんでしたが、今回、私はチームのリーダーの役割を担うなかで、他のメンバーがチームのために必要だと思う行動をとることで、チームがとてもうまく回ることを実感しました。そこから、リーダーたる自分がチームのメンバーに自分をさらけ出し、皆を早く信頼できるようになれば、自分もメンバーもさらに大きく成長ができるのではないかと考えるようになりました。

サマースクールで得たこのような経験や気付きを、これからの学生生活に役立てていこうと思っています。

文:門脇 葵

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