キャンパスライフ

学生リーダーズ・スクールに参加して

2019/10/24

はじめまして。経営学部経営学科1年生(19生)の藤原治樹です。

私はこの夏に、西日本学生リーダーズ・スクール(UNGL)が主催している学生リーダーズ・スクール(以下、サマースクール)に参加しました。UNGLとは、西日本にある約20校の国公私立大学による連携事業であり、学生のリーダーシップの育成するための様々な企画の立案・運営をしています。今回のサマースクールもその一環として実施されたもので、UNGL加盟校から一般参加約30人と学生スタッフ約10人の学生が参加しました。岡山理科大学は2回目の参加で、今回は、経営学部と理学部の6名が学生スタッフとして、そして経営学部、理学部、工学部、生物地球学部の10名が一般参加学生として、それぞれが実践的なリーダーシップ力を身につけ、自らの成長を促すために乗り込みました。

さて、この度のサマースクールで感じ取ったことは大きく3つあります。

1つ目は、表面だけの付き合いだと活動の取り組みは実りあるものにすることはできないということです。
初日に、初対面3名と自分とでチームを結成した後、アイスブレイク等を行い、メンバー間の仲は良くなりました。しかしながら、その後のアクティビティの際に、「初対面だから」や「仲良い雰囲気を壊したくない」など、波風を立てないようにしてしまっていたせいで、話し合いの場でも有意義な話が出来たわけでもなく、1人の発言に成り行きで従う場面が何度もありました。
これではダメだと、1日目の振り返りをメンバー全員が本音で話し合ったことで、一人一人の考え方が共有できただけでなく、自分のことも見つめ直すことができました。だからこそ、アクティビティの中で早めにみんなのことを信頼し、話し合いを深めることができるようになれていればと思いました。

2つ目は、自分がなりたいと思う自分になると決意し、行動すれば、その日から変わることができるということです。
初日のアクティビティでは、自分の考えにとらわれ、1人で突っ走っていくようなメンバーが、2日目のアクティビティからは、周りの意見を聞いてから行動に移したり、他のメンバーを気づかったりするようになりました。このメンバーの行動変化を見て、人は強い意志のもと、アクションに移せば、変わることができると思い知らされました。

3つ目は、チームの目標と計画の一致の大切さです。
何かをする上で、目標を立て、それを達成するために計画をし、実行に移すことは当たり前のことかもしれません。しかし、チーム全体でとなったとき、各々がいろんな考えがある中で、チームとしてひとつに絞るのは容易ではありません。実際に、1日目ではろくに目標を定める事が出来ず、計画も無いまま、グダグダになった部分がありました。それでも、自分たちの考えを出し合い、意見をぶつけあって目標を作り上げていくことで、目標達成に向けてメンバー全員が本気になりました。
そして、全員で計画を立て、支障が生じても立て直すことができました。チームで行動する際、目標をメンバー全員が全力で作り上げ、考えを一致させることで達成に向けて計画も一致し、より良い活動が出来るということを学びました。

このリーダーズ・スクールに参加するまで、私はリーダーシップとはリーダーだけが求められるものだと考えていました。しかし、今回の研修で、ONE FOR ALL – ALL FOR ONEのように、メンバーはチームのために必要な行動し、リーダーはチームがよりよく回るように行動することで、そのチームは成長できるということを実感しました。そこから、自分から自己開示をして、共に信頼関係を築き易くすることで、より早くお互いに成長できるのではないかと考えるようになりました。

今回のサマースクールで得た経験や感じた事を、これからの学生生活の中で活かしていきたいと思います。

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