岸本 杜萌樹

先輩の声

岸本 杜萌樹 さん

株式会社グロップ

出身高校
岡山理科大学附属高等学校
入学年度
2010年
所属ゼミ
マーケティング

高校時代

受験にあたって悩んだことは?

もともとは、国内の歴史について学びたかったので、歴史に関する授業があるのか、もう一つは、就職実績が良い大学かどうか調べました。

社情を選んだ理由は?

教育、経営・経済、法律、文学・歴史、情報処理など一つの学科に所属して幅広く多くの事を学べる所です。3年次には、自分がもっと学びを深みたいと思った研究室を選ぶ事ができる「選択制」も魅力的で社情を選びました。

大学時代

大学生活のエピソードを教えてください

本当に多くの経験をさせていただきました。教育実習や部活動など、特に一番の経験は、4年次にヤマザキ製パン株式会社と岡山理科大学がコラボ企画する「ランチパック共同開発」のプロジェクトに携われたことです。商品開発から販売されるまでの企画・開発が短期間で行われていることに驚かされたことは今でも覚えています。参加したメンバーの意見をまとめたり、企業の方とのやり取りなど、苦労はしましたが、大変貴重な経験をさせていただきました。

経営のゼミを選んだ理由は?

もともと私は歴史が好きで、始めは歴史系の研究室に所属しようと思っていました。しかし、授業で経営について学んでいくうちに、経営担当の先生方のお話が面白く、経営についてもっと知りたいと思い、経営のゼミを選択しました。最後の最後まで悩みましたが、今は選択して非常によかったと思っています。

ゼミではどんなふうに指導を受け、研究をしていきましたか?

3年次には文献を読み込み、「問題背景(問題意識)」、「目的」「結論」この3つを明確にするように意識して読み込んでいました。読み取った上で、他の人にわかりやすく伝える表現力を訓練してきました。4年次には、そこを意識しながら自分の気になる卒業論文のテーマを決めて進めていました。

卒論テーマは?

『若年層におけるプロ野球の観戦回数に影響を与える要因分析 ~福岡ソフトバンクホークスを事例対象として~』です。セリーグとパリーグの観客動員数が減少傾向であるなか、福岡ソフトバンクホークスの観客動員数は増加していることに注目しました。福岡ソフトバンクホークスの野球観戦経験者を対象に、「また観戦に行きたい」と影響を与える要因を研究しました。

経営学のおもしろさとは?

普段何気なく私たちが生活している中に経営学が活かされていることに気づけることです。皆さんの通学路にセブンイレブンのコンビニはありますか? セブンイレブンは、割と近い距離に店舗を構えています。これは、ドミナント出店とよばれ、この出店戦略により、物流や管理、販促などの効率化とコスト削減を図り、商圏内で競合他社より優位に立つことをめざす手法です。このように、普段何気なく私たちの生活の中には経営学が活かされています。セブンイレブンは、あくまで一例であり、もっともっといろいろなものがあります。どうですか? 経営学って面白くて、もっと知りたくなりませんか?

就活はどんなふうに進めていきましたか。そのときの社情や大学のサポートはどうでしたか。

ゼミ中の文献に出た商品企画について学び、そのときに、食品の企画・開発をしたいと思い、食品系の企業ばかり受けていました。理大には、就活生に対して、新着求人が入るとメールで知らせてくれるシステムがあります。その中に私の希望の企業があり、しかも大学まで来て、会社説明をしてくださいました。最終的には、そこの企業から内定をいただけたので、私にはピッタリのサポートでした。また、就職してから聞いた話ですが、理大の就職支援課は他の大学よりも足しげく企業に通い、学生の就職に熱心だと聞きました。

就活でのエピソード

学内・学外の合同企業説明会に参加して、興味をもった企業に対しては単独の企業説明会に参加したり、エントリーシートを送りました。面接時にどうしても緊張するので、それに慣れるために、場数を踏むようにはしてきました。また、学内で就活生向けのセミナーなども開催してくださるので、積極的に参加して、情報収集に努めました。ゼミの先生には、一次選考やエントリーシートを送る際に助言をいただいたり、添削をしてもらいました。

いま

現在の会社での仕事内容

派遣として就業されるスタッフのフォローや派遣先企業への既存営業を中心に行っています。求職者の方がどのような条件で仕事を探されているのか、きちんとその声に耳を傾けて、一人ひとりにあったお仕事を提案しています。また、就業中のスタッフに関しては、仕事の相談事など、些細なことでもなんでも相談に乗り、順調にお仕事ができる手助けも担っています。将来のビジョンについて一緒に悩み、一緒に考えることによって、求職者の方と共に歩んでいます。

経営のゼミや大学での経験で、現在の仕事で生かされていること

仕事でワードやエクセルを使う機会が多いのですが、大学の授業でそれらを学ぶことができたので、すぐに仕事に活かすことができ来ました。ゼミでの経験は、「視点」を常に意識して取り組んでいましたので、顧客視点の営業活動を行うように意識することができています。そのため、自分本位に動くのではなく、相手の立場に立って行動することができるようになりました。

最後に

経営を目指す後輩たちに一言

経営では、答えは1つと決まっていません。さまざまな角度から、いろいろな考え方のたくさんの考察ができます。しかし、それは全部間違いではなく、1つの枠に捉われずに、何でも受け入れる姿勢が重要です。最後は、自分でその中から取捨選択することが必要です。これは、勉強以外でも重要なことで、社会でも非常に重要なことです。私は、ここ岡山理科大学でその重要性を学ばさせてもらいました。皆さんにとって、沢山の経験の場と学びの場を提供してもらえます。その中で、ぜひ、社会で活躍できる武器を手に入れてください。岡山理科大学経営学部では、きっと皆さんに最高の4年間を与えてくれるでしょう。素晴らしい出会いと充実した学びを手に入れに来てください!

  

Personal Data

【高校時代】

  • 受験・入学を相談した人
    家族,担任の先生
  • 入学において重要視した項目
    教育内容、資格、偏差値、就職実績、サークル
  • 受験を検討した分野
    経済、歴史
  • 受験を検討した大学数 
    5
  • 本学の受験入試種別
    一般
  • 併願していた場合の他に受験した大学数
    国立 1大学
    私立 4大学

【大学時代】

  • 入っていたサークル
    ソフトボール部
  • アルバイト
    接客業
    平均月収 70,000円
  • 1・2年次:試験前の1日の平均勉強時間
    2~3時間
  • 3・4年次:セミ研究にかけた1日の平均時間
    3~4時間
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