キャンパスライフ

イノベーション・ラボ体験会(2018年8月)の様子

2018/08/14

2018年8月4日に高校生を対象としたイノベーション・ラボ体験会が開催されました。今回の講師は昨年度に引き続き(株)ユー・エス・ジェイの栗山様と山根様です。
イノベーション・ラボ体験会では、「マーケティングの実際、マーケティングがどのようなものか」を体験します。


体験会は、
1. USJビジネスの課題
2. USJのマーケティング
3. グループワーク
4. 発表と討論
5. まとめ
という構成で行われました。

マーケティングとは、商品を「売る」のではなく「売れる」ようにすること、つまり、USJ来たくなる必然を作り出すこと、と栗山先生は言います。
そのための仕組みを考えるにあたって、
・objective(目的)、
・who(誰に)、
・what(何を)、
・how(どうやって)
を考えます。

高校生は、
「夏休みの学生ゲストを増加させる新たなプロダクト(アトラクション・イベント等)を開発せよ」
というお題のもとでグループでアイデアを出し合います。



最終的には、
プロダクト・タイトル:
ベネフィット:
内容:
イメージ:
をグループワークとして考えます。

改めて自分たちにとって魅力的なアトラクションとは何か?を考える事はなかなか難しいようで、作業は難航しました。そんな中、ターゲットの「インサイト」を考えることがプロダクトの開発のコツである、と栗山先生よりヒントがありました。インサイトとはターゲットの購買行動の奥底にある本音を指します。
例えば、ターゲットのインサイトを「日常の生活では絶対に体験できない絶望感を求める」とするならば、これに対しては「″ありえない絶望感″というベネフィットを得ることができるような、アトラクション体験を提供する」がターゲットにとって魅力的なプロダクトの一つですね。

いよいよ、イノベーション・ラボは後半戦に入ってきます。グループワークでの成果物を発表し合います。「我こそは!」というグループが積極的に発表を行っていきます。




・「夏でも涼しいUSJ」
・「夏休みに雪が降る!?サマースノーパラダイス」
など涼に注目した高校生らしいアイディアが飛び出しました。







最後は、参加した高校生たちがどのアトラクションであれば行きたいと思うのか、という観点から1位のチームを選びました。

今日、高校生たちは自分自身をターゲットにしながら、マーケティングの実際、考え方に触れました。それを通じて、売れる商品を開発するためには消費者の心理を知り、それを叶える事ができるプロダクトとはどのようなものか、さらにそれをどのように売るのか、が大切であることを実感してくれたと思います。

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