「瀬戸大橋 開通30年」 調査報告

「瀬戸大橋開通30年」アンケート調査とは

2018 年4 月10 日で開通から30 年を迎えた瀬戸大橋がもたらしたものを明らかにするために,NHK 岡山放送局と岡山理科大学経営学部が共同プロジェクトとして,瀬戸大橋の両サイドである岡山県と香川県で大規模なアンケート調査を実施したものである。学生60 名,教員・スタッフ9 名,記者2 名がかかわった調査で,具体的には,両県の計5 カ所での1,000 人を対象とした街頭アンケート(1000 人アンケート)と両県の主要中小企業1,000 社へのアンケート調査(1000 社アンケート)である。前者の目的は,生活における瀬戸大橋の利用実態や個人レベルの意識を明らかにすること,後者の目的は,産業等における利用実態や影響度,価値などを明らかにすることである。

調査報告書

調査は,2018年2月から3月にかけて行われ,街頭アンケートでは,1,329 人(最終集計値)から,企業アンケートは,両県の計1,000 社にアンケートを郵送し,282 社から回答をいただいた。
集まったデータを分析し,3 月に中間発表会と最終報告会を行い,それらをまとめたものが本報告書である。報告書の末尾には,報告会で使用したスライドも掲載している。

報告書PDF(全ページ:9.1MB) ⇒ 


表紙をクリックすると報告書が開きます(PDF,9.1MB)。
分割したものは右の目次内のをクリックしてください。

目   次

Ⅰ 活動の概要
Ⅱ 調査報告
 1 瀬戸大橋に関する街頭調査(1000人アンケート)
  1.1 調査概要
  1.2 調査結果
   1.2.1 瀬戸大橋の利用頻度
   1.2.2 瀬戸大橋と観光・ショッピング
   1.2.3 瀬戸大橋に対する重要度と実現度に関する認識
   1.2.4 瀬戸大橋の存在意義
  1.3 考 察
2 瀬戸大橋に関する企業調査(1000社アンケート)
 2.1 調査概要
 2.2 調査結果
   2.2.1 調査対象企業概要
   2.2.2 瀬戸大橋の利用頻度
   2.2.3 瀬戸大橋の料金の影響
   2.2.4 瀬戸大橋の企業活動への影響
   2.2.5 瀬戸大橋の存在意義
   2.2.6 瀬戸大橋の活用アイデア
  2.3 考 察
Ⅲ 資料編
 A.調査票
 B.報告会スライド

 

1 月末から3 月末までという短かい期間ではあったが,予想通りであったもの,新たな発見,長い間に形成された根強い思いなど,あらためて瀬戸大橋を考えるに十分な情報が得られた。そこからは,地域による違いや年齢による違いも明らかになり,今後への示唆も多く含まれている。本プロジェクトは,「瀬戸大橋」のいまを浮き彫りにするために行ったが,それにとどまらず,地域の方々や少なくとも本調査にかかわった若者たちの経済活動や地域に対する「思い」の醸成にもつながる多くの成果を得たプロジェクトとなった。
アンケートに回答いただいた方々や企業のみなさま,街頭調査の場所使用を快く許可してくださったみなさま,その他大勢の方々に協力をいただいたことに,この場を借りて感謝を申し上げたい。協力いただいたすべての方へ本報告書をお届けすべきところではあるが,本ページでの公開という形でお許し願いたい。
この報告書が「瀬戸大橋」および関係する地域のますますの発展につながることを期待している。

2018 年8 月
NHK 岡山放送局・岡山理科大学経営学部共同プロジェクトメンバー 一同

関連リンク

このページのトップへ