キャンパスライフ

オープンキャンパス2019第2回(7月27日・28日)

2019/08/09

7月27日、28日に今年度2回目のオープンキャンパスが開催されました。暑い中にもかかわらず、2日間でのべ201名の方にご来場いただきました。

今回のオープンキャンパスの目玉は、経営学科での学びの核ともいえる「イノベーション・ラボ」(以下、ラボと表記)の活動の様子を紹介するという企画です。

1日目(7/27)

司会進行はいつものようにオリターが務めてくれましたが、ラボの紹介は、それぞれのラボに所属している3年次生が担当します。ちなみに、司会の2年次生の往田君は今回が初めてのメイン司会で、とても気合が入っています。

最初は、山口学部長からのご挨拶。つかみネタの「理大あるある」が恒例です。

続いて、ラボ全体を統括する鷲見先生がラボの概要を説明します。この授業は、経営学科と提携する企業や自治体などが抱えている現実の問題や課題に対し、企業人、学生、そして教員がタッグを組んでその解決策を考案することを目標としています。経営学科の授業で学んだ知識やスキルを実際に活かす場でもあり、また、社会人といっしょに活動するなかで「働く」ということの意義について考えるきっかけともなります。

そして、学生によるラボ活動の紹介です。1日目は、4つのラボが発表を行いました。トップバッターは、池田動物園を提携先とする「未来動物園を考えるラボ」です。動物園への入園者数を増やすためのプランを考えるという課題に対し、各チームが考えたアイデアが紹介されました。

続いて、特定非営利活動法人吉備高原サラブリトレーニングおよび吉備中央町を連携先とする「引退競走馬で地域を元気にするラボ」が発表します。サラブリトレーニングを核にした吉備中央町への観光客誘致が課題として与えられており、それに向けて各チームが構想中のアイデアが紹介されました。また、実際にサラブリトレーニングで体験したグランピングや馬の世話の様子もあわせて紹介されました。

3番目は、協同組合連合会岡山市表町商店街連盟を連携先とする「若者が集まる場の創造ラボ」です。表町商店街を訪れる若者を増やすためのプランを考える、という課題に対して、まずはメンバー自身が商店街のことをよく知ろうということで始めた「表町商店街マップ製作」の様子などが発表されました。

4番目は、玉島信用金庫を連携先とする「会計ファイナンスの『力』ラボ」です。玉島信用金庫が若手職員を対象に実施する日商簿記やファイナンシャルプランニング技能士(FP)資格取得研修で、どうすれば受講者のモチベーションや学習の効率を向上させられるのか、学生が受講者と一体となって考えるという活動が紹介されました。

ここで午前の部は終了となり、しばし休憩となります。

およそ1時間の昼休みの後、午後の部がスタートします。午後は、教員と学生が対話形式で経営学科の学びについて紹介します。

まず、「マーケティングと戦略」分野についての紹介です。ここでは、村松先生と張先生が話し始めましたが、突如、スカイプをつないで、フィンランドで在外研究中の大藪先生を呼び出すという演出!
ちょっとしたサプライズも挟みながらの説明となりました。

次に、「データサイエンスと情報活用」の分野について、水谷先生と大田先生が紹介します。コンビニの販売管理システムや、町の本屋さんとAmazonの経営戦略の相違などから、ビジネスの現場でどのようにデータが活かされているのかを説明しました。

最後に、「制度と文化」の分野を志野先生と山形先生が紹介します。ここでは、山形ゼミが東南アジアで行ったフィールドワークの様子などが紹介され、経営学科の学生と現地の人々との交流の様子などが紹介されました。

以上をもって、1日目のプログラムは終了しました。

【番外編】

来場者数をきちっと把握するのもオリターの仕事です。

2日目(7/29)

さて、ここからは2日目の様子です。

この日の司会進行は、2年次生の鈴記君。彼もこれが初めてのメイン司会でしたが、気負いなくスムースに進行してくれました。

昨日に引き続き、ラボ紹介が行われます。この日のトップは、株式会社読宣岡山、株式会社電通西日本を連携先とする「クリエイティブを形にするラボ」です。ここでは、学生ならではの感性や創造性を「形」にするという課題が与えられており、その一環として春学期に取り組んだ経営学部のパンフレット作製の状況などが説明されました。

2番手は、岡山市消費生活センター、岡山市ESD推進課、株式会社ありがとうファーム、Jam tun(ジャム・タン)を連携先とする「エシカル消費を岡山に根づかせるラボ」です。このラボではエシカル消費(人や社会、環境に配慮した消費)が岡山で根付くための方策を考えるという課題が与えられており、その一環として春学期に行ったエシカル消費に関する意識調査やエシカル商品の開発の状況が説明されました。発表者が手に持っている傘は、学生が発案した「エシカル傘」です。

そして、最後に株式会社山陽新聞社を連携先とする「私たちのメディアを創るラボ」です。新聞社はどのような媒体を利用して若い世代に情報発信するのか、その方法を考えるというのがこのラボに与えられた課題です。課題解決に向けて、まずは情報発信を自分たちで体験するという春学期の活動の様子が紹介されました。

いずれの報告も、学生たちはしっかり予行練習をしたうえで臨みましたが、参加者の皆さんにしっかり伝わったでしょうか。

2日目の午後の部は初日と同様、教員による学科の学びの紹介が行われました。

【番外編】

スタッフの控室で談笑するオリター1年生と山口学部長。1年生はこのオープンキャンパスからスタッフとして仕事が割り当てられるようになりました。

さて、今年度最後のオープンキャンパスは、9月22日(日)に開催されます。この日の午後の部は、学生が企画立案から運営まで全てを担うイベントを実施する予定です。経営学科の学生の実態を知りたい、入学前に経営学科の学生と知り合いになりたいという方は、ぜひこちらにも足をお運びください。

文:松村 博行、写真:オリターユニット

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