連携プロジェクト
私たちのメディアを創るラボ(2021年度イノベーション・ラボ)
実施年 | 2021年度 |
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実施形態 | 3年次メイン演習科目「イノベーション・ラボ」によるPBL |
連携企業 | (株)山陽新聞社 |
キーワード | メディア、新聞、情報発信 |
参加学生 | 20名 |
参加教員 | 八木一郎、松村博行 非常勤:喜多功 |
山陽新聞社と連携し、メディアについて考えるラボということで、略称はメディアラボ。
今回、山陽新聞から与えられたテーマは「山陽新聞社の新たな情報発信の『場』の提案」でした。本ラボでは、地元紙である「山陽新聞」と若者たちを結びつける新たな「場」について考えました。
春学期は新聞という紙媒体の特性や地方紙ビジネスの現状、インターネットの普及による情報環境の変化などについて講義やグループワークなどを通じて理解を深めていきました。その中で、全国をエリアとする全国紙とは異なり、地域をエリアとする山陽新聞の歴史や地域密着といった強みを確認することができ、グループごとに集約しました。
秋学期は早島町にある山陽新聞の印刷工場・見学施設「さん太しんぶん館」を訪れたり、山陽新聞の現役の若手記者を招いて記者の仕事について話を聞いたりしました。コロナ禍で山陽新聞本社(岡山市北区柳町)の見学ができない中、可能な範囲で新聞作りの現場を知ることに努めていきました。
地域ニュースに対するニーズやメディアとの接触状況などを探るために意識調査(対象約500名)も広く行い、データの収集と分析に取り組みました。これらを基に5つのグループがネットによる動画配信や若者による記事投稿サイト、県民のためのメディアプラットフォームなどのビジネスプランを提案することができました。
山陽新聞社と連携したラボは3年目となり、ネットの普及で若者の新聞離れが顕著になる中、そんな若者自身が新聞社の新しいビジネスモデルを考えるという、難しいテーマに取り組んできました。ラボを通じてメディアのあり方や地域の課題について考えを深めることができました。
2021年10月に行ったディベートの様子
私たちのメディアを創るラボ(新聞の必要性についてディベート)