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データサイエンスラボ①(グラフコンクールへの取り組み)
2021年08月17日イノベーション・ラボ
担当教員:森 裕一
「データサイエンスラボ」は、他の7つのラボと異なり、学外からの要望等へ対応していくのではなく、学内から積極的に外に出ていく形式をとっています。具体的には、企業さんから提供されるデータの分析を競う公開型のデータ解析コンペなどに参加し、そこで要求される実データに基づく課題を解決していくことを行います。
今年度は、前半に「統計グラフコンクール」、後半に「データ分析コンペティション」に参加します。前者では社会問題をクローズアップして解決への道筋をさぐること、後者では、企業様から提供された購買履歴などのビッグデータから知見を導出していくことを行います。いずれも、やるからには入賞、特に上位の賞をめざしてがんばっていきます。今回は、前半の「統計グラフコンクール」への取り組みを紹介します。
まず、グラフコンクールで優秀賞を狙うため、過去作品の分析を行います。どのようなテーマが審査員に好まれやすいか、部門によってどのような違いがあるか、デザインセンスの必要性などディスカッションを交え、戦略を立てていきます(大体5月)。
それらの分析を基に、各自でテーマを決め、統計グラフコンクール作品制作に取り掛かります(大体6月)。作成過程を定期的に発表し、多くの人の目で客観的に作品を振り返り、改善を繰り返していきます。大型プリンタで、実際のポスターサイズで印刷しては、修正を加えていきます(大体7月)。平均4回は刷り直したかな(完成は8月6日)。
テーマは、
- 岡山県ウィンカー使用率調査
- 危ない!運転者の高齢化~高齢運転者による死亡事故を減らすには~
- 老後破産しないためには?
- 人口減少で半数の都市が消滅!?
- 自殺者を減らすためには
- 読書を始めてみませんか?
- 音楽市場の変化からみる音楽サブスクの発展とその改善点
- コロナ禍の就活を乗り越えよう
- LGBT ~社会の理解と認識~
- 日本の企業の闇
- 日本のデジタル化の現状
- 迫りくる南海トラフ地震
となりました。できあがった作品は、岡山県庁(総合政策局 統計分析課)に提出(8月17日)、さて、審査結果は?
夏休みからは、3つのチームに分かれて、データ分析コンペティションに参加します。第5回和歌山県データ利活用コンペティション、第 11 回スポーツデータ解析コンペティション、令和3年度データ解析コンペティション(経営科学系研究部会連合協議会)の3つです。