岡山理科大学大学院 マネジメント研究科 マネジメント専攻(OUS Management School)2021年4月誕生

設置の趣旨

設置の趣旨

本研究科の開設趣旨は、基礎的学術知を有する学部新卒者や留学生と、実践知が豊富な社会人学生とが相互に刺激を与え合うような「場」(学習環境)の設定を行うことによって、自ら課題を見つけ、考え、その課題に立ち向かうことで、地域において新しい事業や価値の創造に貢献できるマネジメント能力を持つ人材を養成することです。岡山県にこのような「場」を設定するマネジメント系大学院を開設するのは、次のような社会的要請に応えるためです。

  • 大学の「知」の集結による地域社会への貢献 本学は、学部・研究科における教育研究成果によって得られた理学系、工学系、情報系及び社会科学系の知的財産を地元産業の発展や地域の活性化に活用し地域と一体となることで、地域社会に大きく貢献してきました。さらに、平成29(2017)年度の経営学部の開設によって、企業や自治体に深く関わり、これらの抱える課題に対して協働して解決する実績を蓄積してきました。これにより、経営やマネジメントの分野で地域の企業や自治体などの団体と一体となって研究するベースができあがり、この領域の研究レベルでの地域社会貢献が期待できると考えています。本学自体が総合大学として発展していく中で、総合的な「知的財産」を地域社会・経済の自立的発展に積極的に役立てていく必要があると考えます。
  • 革新的なマネジメント力の育成 企業を取り巻く経営環境は、国際化・情報化等の急速で著しい変化が生じており、企業・組織経営において既存のビジネスモデルを継続する戦略のみでは競争力が維持できなくなっています。したがって、このような経営環境においては、理論に裏打ちされた実践能力という高度な専門的知識を有した経営のプロフェッショナルの養成が不可欠となっています。

当然、このような高度かつ専門的なマネジメント能力を有する人材養成の使命を帯びる大学院への期待も年々高まっており、かつ、地域において新しい事業や価値の創造に貢献できるマネジメント力を備えた人材を養成することが、地域の活性化にとっても不可欠な課題となっています。そこで、現在の総合情報研究科社会情報専攻を改組、総合情報研究科から分離独立させ、企業をはじめとする組織体の経営が直面する様々な問題に対応できる革新的なマネジメント力を備えた人材を養成する教育研究組織として、本研究科を設置します。