新カリキュラム(2022年4月~)は5つの系列に
経営学コース、ビジネスデータサイエンスコース、スポーツマネジメントコースの新設に合わせ、カリキュラムを改変し、5つの系列- 基礎科目
- 経営学コース系
- ビジネスデータサイエンスコース系
- スポーツマネジメントコース系
- 演習
基礎科目系
専門教育分野の基礎として、「基礎科目」を1年次春学期に配置し、3つの専門研究領域基礎科目10科目(経営学コース基礎6科目、ビジネスデータサイエンスコース基礎2科目、スポーツマネジメントコース基礎2科目)の基礎的概念を学びます。どのコースに進むにしても必要な幅広い知識を身につけます。
経営学コース系
これまでの経営学科カリキュラムをベースに設計し、企業等の組織体がいかに運営されているかを理解し、効率的・効果的な運営方法を学ぶことで、マネジメント能力を養うことを目的にします。マーケティング論、ベンチャービジネス論、サービスマネジメント、消費者行動、経営戦略、ファイナンシャルプランニングなど、計24科目を1年次秋学期から3年次で体系的に学んでいきます。
ビジネスデータサイエンスコース系
ビジネスデータ分析のための統計学の知識とそれを実現するための情報処理のスキルを身につける科目群です。1年次秋学期から、データサイエンス理論系、マーケティング調査系、データハンドリング系、経営情報系、心理学系の計14科目からなります。3年次の演習科目「イノベーション・ラボ」では、各分野への応用力をつける展開も予定しています。これらを通じて、ビジネスの現場においてデータサイエンスを活用する能力を養います。
スポーツマネジメントコース系
ビジネス×スポーツ、データサイエンス×スポーツをコンセプトに、2年次より開講されます。スポーツマネジメントの基本を学び、スポーツサービスやスポーツ組織運営を学ぶ「スポーツビジネス」、ゲームをデータを用いて多角的に分析し、戦略に活かす「スポーツアナリティクス」、スポーツ社会調査やスポーツの技術等へアプローチする「スポーツサイエンス」の3分野からなり、計13科目が用意されています。本学から発信する新しいスポーツマネジメントを探究する科目群です。
演習系
本経営学科を特徴づける実践型演習科目群です。少人数教育によるアクティブ・ラーニング形式により、コミュニケーション力、企画力、問題解決力、プレゼンテーション技術を身につけます。特に、3年次の「イノベーション・ラボ」では、3つのコースのそれぞれの特性に合わせて、企業や地域社会が抱える実際の問題解決へ参画することにより、講義で学んだ知識の活用力と実践力を養います。そして、それらの集大成として、4年次の卒業研究があります。各自の専門分野を深めるとともに、高い問題意識の下、問題を解明する能力を向上させ、社会人としての実践的能力を身につけていきます。
履修について
履修については、次のようになります。- 経営学科での学びの基礎となる基礎科目群は、3つの分野からバランスよく履修してもらいます。どのコースに進むにしても、1年次春学期に、学びの全体像を把握します。
- 3つのコース系科目群は、そのコースの人だけに特化した科目もありますが、コースに用意された科目だけを履修するわけではありません。たとえば、経営学コースの人やスポーツマネジメントコースの人にとっては、より科学的なアプローチをするためにデータサイエンス系の科目が必要となってきます。データサイエンスコースやスポーツマネジメントコースの学習には、経営学の知識が当然必要となりますから、経営学コース系の科目を多く履修しておくことが大切になります。一方、戦略や組織運営の面では、スポーツマネジメントコースの科目が役立つでしょう。
- 演習系の科目は、すべて必修です。基礎科目群と各コースの科目群で学んだ「科学(理論)」を総合的に活用して、課題解決型の「経験(実践)」を通して実践活用能力を身につけていきます。
コースに分かれての学習は2年次からになります。1年次の間は、自分が行きたいコースを見据えながら、基礎科目と主として経営学とデータサイエンスの科目を履修していきます。コースに分かれてからは、コースに特化した科目や関連する科目を履修し、演習系科目で実践力をつけていきます。 基礎科目、互いに関連する科目、コースに特化した科目をどのように履修していくかは、入学後に提示される履修モデルを参考にしたり、チューター(担任)からアドバイジングを受けることで、コースの特徴や自分の興味に合った履修ができるようにしています。