オリター概要
正式名称 | Orientation Conductor Unit(愛称:オリター、OCU) |
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所在地 | 岡山県岡山市北区理大町1-1岡山理科大学A1号館 |
メールアドレス | ridaioritor@gmail.com |
設立年 | 2018年(平成30年) |
発足の経緯
発起人・・・松村先生、黒田先生、三原先生(現在は他大学へ異動)
発足当時の環境
経営学科を創設するにあたり、「イノベーション・ラボ」という課題解決型学習(PBL)を中核科目として導入することが決まっていました。それに向けて、経営学科の前身である社会情報学科の学生の協力を得てPBL型のプロジェクトを試してみたところ、メンバーの中心になり他の学生を引っ張ってくれる学生がいなければ、活動がうまく進まないことが分かりました。そうした学生を1年生のうちから積極的に育てるべく、育成計画を大学の先進的な教育事業に対する補助金プログラムに応募し、承認をます。この予算を原資に、リーダーシップのある学生を育成する企画がスタートしました。それがオリエンテーションコンダクターユニット(以下:オリター)でした。
最初の難所を乗り越えて
まず最初に訪れた難所は、オリターに参加してくれる学生を集めることです。新企画であるため、勧誘に使えるような活動実績もありませんでした。そこで、最初のメンバーはオープンキャンパススタッフとして募集するところから始め、その中から素質ある学生をスカウトする方式を取りました。ここでスカウトされた学生が0期生として加入しました。それ以来、オリターは世代交代を重ねながら続いていきました。高校生の時にオープンキャンパスで見た学生スタッフの姿に憧れ、入学後に加入しに来てくれる学生もいました。
コロナ禍の活動
オリターは結成以降年々成長していったのですが、3年目にコロナ禍が訪れます。これは大きな課題でした。まず、新入生を勧誘しようにも、学内で説明会を開催することができません。さらに、もし勧誘に成功したとしても、オープンキャンパスなどのオリターが運営に関わる主要なイベントが開催できる見通しも立たず、3期生の勧誘は難航しました。しかしながら、新型コロナが流行してから時間が経つにつれて、ウイルスの性質や有効な感染対策が明らかになっていきました。それに伴って、対策をしながらであればイベントも開催できるようになりました。最終的に採用できた3期生の人数は他の代に比べて少なかったのですが、次の年で素質ある4期生をたくさん採用できたので、オリターの人材層は厚みを取り戻しました。
オリターに続くもの
オリターはこれまで、PDCAサイクルを回せるようなリーダーシップある学生を育てたいとの理念を実現するため、他大学の先行事例を参考にしながら運営してきました。その活動が評価され、経営学科以外にも広げられないかとの話が持ち上がりました。生物地球学科にも生物地球研究会というオリターに似た組織がありましたが、まだほとんどの学科は持っていませんでした。そこで、岡山理科大学は、学生リーダーを育成する全学的な取り組みとして、2021年度よりリーダー養成プログラムを開始しました。そこでは、オリターで蓄積されたノウハウが生かされています。何代もにわたって積み重ねてきた活動の成果は、学部学科の垣根を超え、多くの学生の成長を支えています。
2023年度より組織編成が刷新されました!
本学経営学科は新コースも開設され、入学定員も拡大しました。それに伴い、オリターも規模を拡大させようとしましたが、幹部はリーダーとサブリーダだけという今までのやり方のままメンバーを増やすと、幹部の負担が大きくなりすぎる恐れがありました。そこで組織編成を刷新することになりました。

▲2022年以前の組織編成を図示した画像。
新しい組織編成では、活動内容ごとに部門分けし、それぞれの部門に部長を置いて幹部の人数を増員しました。幹部の人数を増やし、新入生の増加に対応する狙いがあります。また、誰がどの活動に関与していけばいいのかが明確になり、個々人の役割分担も円滑に行われるものと考えています。

▲2023年2月16日のミーティングで承認された組織編成を図示した画像。