【授業科目の区分】 |
主題科目(知の構造) |
【講義番号】 |
911116 |
【授業科目】 |
統計の考え方 Introduction to Statistics |
【主題キーワード】 |
方法,発想,論理 |
【授業内容キーワード】 |
記述統計,推測統計,基本統計量,相関・回帰,検定 |
【学期】 |
前期 |
【単位】 |
2単位 |
【曜日・時限】 |
月曜・1限 |
【対象学生】 |
全 |
【必修・選択の別】 |
選択 |
【担当教官】 |
森 裕一 |
【所属】 |
岡山理科大学 総合情報学部 助教授 |
【電話番号】 |
086-256-9652 |
【Eメールアドレス】 |
mori@soci.ous.ac.jp |
【授業の概要】
自然現象, 社会的事象には,大なり小なり偶然的な変動を含んでいる。そのような変動を含むデータから有用な情報を抽出する科学的な方法を提供する統計学の考え方および基礎的な手法を学習する。内容としては,情報の表現方法,基本統計量の算出と読み取り,2つの事象の関係と予測,データの分布と推定,各種の基本的な検定手法を扱う。情報の収集と分析,及び予測と検定の理論の学習であると共に,これに引き続くデータ処理に関する学習の基礎となるものである。
【基礎となる学問分野】数学一般(具体的な知識よりも,いろいろな現象に目を向け,それらを数量的にとらえることができる感覚や論理的な考え方が大切である)
【到達目標】
次のような手法を自分で駆使して,各種の問題を統計的に解釈し,客観的な判断ができるようになることを到達目標とする。データの視覚化・基本統計量(統計量の解釈)・2変量の関係(相関と回帰)・分布(現象の捉え方)・統計的仮説検定
君ならどう判断する?(事前調査)この各問題の解釈・客観的判断を自分でできるようになることが目的
- データの視覚化 【1】
- 基本統計量(統計量の解釈) 【2】
- 分布(現象の捉え方) 【3】
- 統計的仮説検定 【4】
【授業計画】
学習内容の理解を深めるため,講義とその演習を1回ずつペアにした形式をとる。詳細は,こちら。
【受講要件】特になし。電卓を持参のこと。
【発展科目】統計学関連科目(専門科目でもデータ処理を行う科目につながる)
【テキスト等】教科書:福井幸男「知の統計学」共立出版(泰山堂書店) 講義資料:適宜配布
【JABEEとの関係】
数学,自然科学,情報技術に関する知識とそれらを応用できる能力
評価は次の3つをもとに行う。
専門的研究や社会に出ると必要性が高くなっている統計的手法は,これまでの学校生活であまり触れる機会はなかったと思われる。ぜひ,この機会にデータ解析の初歩を理解して,今後に役立てるようにしてほしい。