2002年度 「統計の考え方」サポートページ

練習4

【1】 母集団Aから9個の標本を取り出したところ,XA={6,7,8,9,10,11,12,13,14}であった。このとき,母平均の不偏推定量と母分散の不偏推定量(不偏分散)を求めよ。

 同様に,母集団Bから9個の標本を取り出したところ,XA={2,4,6,8,10,12,14,16,18}であった。このとき,母平均の不偏推定量と母分散の不偏推定量(不偏分散)を求めよ。

 

 

【2】 次の問に答えよ。

(1) ある店で売っている10枚のピザの直径を調査したところ,平均12.5インチ,標準偏差3.5インチであった。このとき,この店のピザの直径の平均の信頼区間を信頼係数99%で求めよ。ただし,ピザの母集団は正規分布しているとする。

(2) ある寿司店のハマチのネタの重さ100カンを調べたところ,平均15g,標準偏差1.8gであった。このとき,この店のハマチのネタの重さの平均の信頼区間を信頼係数95%で求めよ。

(3) ある袋ものの"あられ"の重さの分散は121gであることがわかっている。今,その製品30袋を取り出したところ,平均が120.3gであった。この製品の重さの平均の信頼区間を信頼係数95%で求めよ。

(4) ある店で売っている10枚のクレープの重さを調査したところ,平均25g,標準偏差3.5gであった。このとき,この店のクレープの重さの平均の信頼区間を信頼係数99%で求めよ。ただし,クレープの母集団は正規分布かどうかはわからない。

 

 

 

[参考] 再掲

 や   

 としたときの各値

場合分け   式の各値
母平均μ 母分散 標本数 分 布   A B C D
95% 99%
未知=これを推定する(区間推定) 既知(そのまま利用) - 正規分布   標本平均 z 0.025=1.96 z 0.005=2.58 母標準偏差の値 (推定する)
未知(不偏分散で代用) n>30 正規分布 不偏分散の平方根
n<30 自由度n−1のt分布 t 0.025(n-1) t 0.005(n-1)