情報メディア研究室

情報メディア研究室の様子を伝えていただきました

1学期の火曜日の夕、ゼミ生5人は、この日の課題である『「空気」の研究』(山本七平著)についてのビデオを視聴し、その感想をノートにまとめた。その後、日本社会独特の「空気」やメディア報道の在り方などについて議論、『空気の研究』は1977年の著作だが、今日のSNS時代や新型コロナウイルス禍において社会を覆う「空気」がどのようなものかを考察した。(日時は1027日)

八木先生にゼミのお話を伺いました

Q.八木先生のゼミでは、どのような指導をされていますか。

A.時事問題をとりあげ、メディア報道の在り方やネット時代の情報の取捨選択などメディアリテラシーについて理解を深めるようにしています。今年の秋1はNHKの番組『100分deメディア論』を取り上げ、メディア研究の歴史的な著作についての研究者らによる解説や討論を視聴しました。それについて感想をまとめることで、「視聴する」「書く」のトレーニングも積んでいます。ノートにまとめた文章は、指導教員が添削し、その次の回で討論の材料にしています。

Q.今、岡山理科大学経営学部経営学科に入学を考えている高校生に対して、大学のゼミでは何を学べるのか、ご紹介をいただけますか。

A.卒業研究をまとめるために、指導教員の専門分野を通じて、研究テーマを考え、先行研究を調べたり、資料を探したりして、物事を探求することの意味や自分で考える訓練、研究成果をまとめるという実際の取り組みについて学ぶことができたらいいと思っています。「読む」「書く」「発表する」という基本的なトレーニングは実社会で必ず力になるでしょう。

Q.最後に本学科の三年生の学生に対して、情報メディア研究室についてご紹介をいただけますか。

A.メディアや時事問題について興味がある人は、一緒に学んでほしいと思います。ネット社会になり、スマートフォンなどでニュースや日々の出来事に接する機会が多い今日ですが、新聞やテレビなどのマスメディアによる情報伝達についても理解を深めます。情報の洪水ともいえる今日の環境の中で、いかに正しい情報を選び取っていくかは欠かせないスキルだといえます。

八木先生、研究室紹介にご協力いただき、ありがとうございました。

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