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マーケティング

「安ければ売れる」は本当?
~価格の決定は案外難しい~

価格は安いにこしたことはない???

普段は、下げ販売を行なわないコンビニですが、期間限定で「おにぎり値引きセール」、「おでん70円均一セール」などを実施しています。その期間は、コンビニを訪れるお客さんが普段より増え、長時間のレジ待ちをするはめになってしまって、ウンザリという経験をした人もいると思います。また、少しでも節約するために、近場のスーパーをはしごする主婦の話をよく耳にしますよね。やはり、私たち消費者にとって、商品の価格は安いにこしたことはないでしょう。
しかし、本当にそうでしょうか。
たとえば、みなさんがスーパーでコーラを買うとしましょう。500mlのコカ・コーラ135円、ペプシコーラ145円、リダイコーラ15円が棚に並んでいたら、みなさんはどのコーラを買おうと考えるでしょうか。人それぞれの好みもあるので、一概にはいえませんが、それでも超激安のリダイコーラを買おうと考える人は少ないと思われます。というのも、15円という値付けは、あまりにも現実離れした値段であるといえるからです。そのため、多くの消費者が、リダイコーラに対して「とんでもない成分が入っているのではないだろうか」、「賞味期限が切れているのではないだろうか」と不安を感じてしまい、購入をためらってしまうことでしょう。
このコーラの例は極端かもしれませんが、それでも、高級ブランドの財布が定価の50%OFFで売っていたら、「もしかして偽物かも」と疑う人がきっといるはずです。

価格決定-簡単そうにみえて、実はやっかいです!

このように、必ずしも価格は安ければよい、「安ければ売れる」という単純な構図ではないことがわかるはずです。
最近では、原材料費の高騰により、いろいろな商品の値上げが続いています。10円しか値上げしていないにも関わらず、消費者からの苦情が殺到していることも少なくありません。
商品のデザインや性能などは、一度決めてしまうと変更は困難ですが、価格は自由に変更することが可能です。だからこそ、企業にとってみれば、「いくらで売るか」という価格設定の問題は、簡単なようにみえて、実はやっかいな問題だといえますね。
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