マーケティング研究室

マーケティング研究室を取材しました

マーケティング研究室の村松先生のゼミについて、7月9日木曜日に取材させていただきました。村松先生のゼミは、現在オンライン会議システムを使って開かれており、取材をした日は8人の学生が参加していました。

当日のマーケティング研究室では、学生が各々で、自分の卒業研究の進捗を紹介するという形で、進めていました。学生間で非常に活発な議論を展開した後、研究に必要なこと、評価を村松先生が指導していました。村松先生に、ゼミのお話を聞いてみました。

村松先生に、ゼミのお話を聞いてみました

Q.村松先生のゼミは、今年の早い時期からゼミを開講されていたということですが。

A.私のゼミは1月初めから毎週行っています。最初のうちは、基本的に先行研究のレビューから始めました。

Q.ゼミの様子を拝見させていただいて、非常に多様な研究テーマで、学生が研究を行っていますが学生の研究テーマは、どのようにして決まっていったんですか。

A.学生の研究テーマは、確かに多様で、最初は学生に関心のあることを発表させました。それを尊重する形で研究テーマが決まっていきました。次に学生には、先行研究のレビューをさせました。論文の検索エンジンを学生に示し、最低10本の論文をレビューさせる。その過程で、先行研究が少ない分野、学術的な議論に落とし込むことが難しいということを学生自身が感じたときには、研究テーマの変更を行う。それまでは、こちらから研究テーマについて指示をすることはしないですね。そして、あくまでも、学術的な議論を基に卒業研究を進めるということを、大事にしています。

Q.今回学生の中で、Google Formを使ってアンケートを行っている人もいましたが。

A.Google Formを使ったアンケートについては、学生が自主的に、提案してきたものですね。ただ、どの研究についても、データに基づいた議論をすることを指導しています。アンケートによるデータ収集もそうですが、以前の学生で、店舗のBGMの効果について研究をした学生は、岡山市内中のスーパーマーケットなどの店舗を回って、その店の情報とBGMについての足を使った調査をしたりしていましたね。

Q.今度は少し違う視点なのですが、今岡山理科大学経営学部経営学科に入学を考えている高校生に対して、大学のゼミでは何を学べるのか、ご紹介をいただけますか。

A.高校までの授業では、誰かが作ったたった一つしかない答えにたどり着くための学習をしてきたと思います。大学の授業はそうではない。一つではないかもしれない答えにたどり着くために学ぶ、こんな楽しいことはないと思います。ゼミでは、学生の率直な疑問をただの疑問で終わらせずに、それを学術的な議論まで引き上げて、答えをつくり出す。そうした点を大事にしています。

Q.最後に、本学科の三年生の学生に対して、マーケティング研究室についてご紹介をいただけますか。

A.私のゼミでは、多様で、自由なテーマを題材に、価値共創を研究しています。物の価値というものは、使うことで初めて生まれる。このような利用価値に焦点を当てて、新しいマーケティングを考えています。物中心の20世紀のマーケティングではなく、サービスを中心とした21世紀のマーケティングについて学ぶことができるゼミです。

村松先生、それからゼミのみなさん、研究室紹介の取材にご協力いただき、ありがとうございました。

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